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NO.118

 

インフルエンザに気をつけよう!

'09.10月号

 

 
今年になって、新型インフルエンザが国内でも発症しました。
また、これからは乾燥する季節になるで従来のインフルエンザとともに流行りだしてしまう恐れもあります。
秋から空気はかなり乾燥してきます。
空気が乾燥すると喉や鼻の粘膜や肺に影響が出始めるので
インフルエンザやウイルス性の病状が出やすくなるといわれていますし、
夏の疲れが残っているせいで体力が低下気味であるとか免疫力が低下気味であるという理由から、
体調を崩しやすい時期であるともいわれています。
インフルエンザの予防法として、手洗いうがい、マスク着用、人混みを避ける・・・などがあり、
これは毎日しっかりやっていただきたいとともに、
第一に、健康は「食」からですので免疫力や抵抗力をつけて
ウイルスをよせつけない体をつくっていくことが最も大切です。
症状が出てから服用する薬とは違い、
バランスがよく栄養価の高い食事(食べ物やサプリメント)は毎日続けることによって
免疫力を増加させ、健康を維持していきます

 
免疫アップの食事法
体の免疫力や抵抗力をアップさせるには、
カロリーの多い食事を摂ればいいという人もいますがそれは間違いです。
さらに食べ過ぎも免疫力をアップさせるどころか低下させてしまいます。
特に夜に食べ過ぎることは気をつけたいものです。
夜は睡眠によって体力を回復させる時間ですので、
食べ過ぎによって胃腸が休まらなければ、免疫力が落ちてしまうからです。

 
 

【予防回復に役立つ栄養素】
●ビタミンA・・・・・・・・・体内の侵入口となる鼻やのどの粘膜を正常に保つ働き!
                                   レバー、うなぎ、チーズ、人参、ほうれん草、モロヘイヤ、かぼちゃ、ブロッコリー、
                                   にら、小松菜、春菊、卵、牛乳など
●ビタミンC・・・・・・・・・ス感染や寒さの抵抗力をつけ、予防や回復に働く!抵抗作用でウイルス撃退!
                                   ※症状がでているときはビタミンCは激しく消耗してしまうので多めに摂取を。
                                   ブロッコリー、ピーマン、かぼちゃ、さつまいも、じゃがいも、キウイ、オレンジ、いちご、柿など
●ビタミンE・・・・・・・・・白血球やリンパの働きを良くしたり、血行をよくするので免疫力アップ!
                                   かぼちゃ、アボガド、モロヘイヤ、ナッツ類など
●ムチン・フコイダン・・・ヌルヌル成分で免疫力アップ!
                                   ムチンとフコイダンは食品のヌメヌメ成分のことです。これは食物繊維であり、
                                   腸内の善玉菌のえさとなり悪玉菌を減少させることによって免疫力を高めます。
                                   納豆、オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、あしたば、サトイモ、ながいも、大和芋、なめこなど
●β-グルカン・・・・・・・リンパ球を活性化してウイルスへの攻撃力アップ!
                                   ビタミンCと一緒に摂取することによって吸収率が上がります。
                                   きのこ類など
●硫化アリル・・・・・・・強い抗菌作用があり、免疫力アップ!
                                  体を温め滋養強副壮の食べ物ですが、胃腸が弱っているときは小量にすること。
                                  にんにく、ねぎ、たまねぎ、にらなど
  
【回復するには】
体を冷やす食べ物は避けましょう。体を温めて、なおかつ胃腸に負担をかけない食事をしましょう。
茶碗蒸しや湯豆腐、ポタージュスープやお粥、煮込みうどんなどがおすすめです。
栄養価もあり、さらに湯気で鼻詰まりも解消されます。また、水分を補給しましょう。
大量の発汗によって脱水症状が起きてしまう恐れがあるからです。
喉の渇きが感じられなくても温かい、もしくは常温の水やお茶、イオン飲料などを少しずつ飲みましょう。
 
 


 

栄養士    高橋 広海             

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