「癌」の予防は第一に食生活、次いで「SODロイヤル」

  酸素は、私たちに必要不可欠なものです。しかし、酸素から過剰な活性酸素ができると、その酸化作用で細胞の膜や核を傷つけます。その結果、動脈効果や糖尿病、癌など老年病を引き起こします。
  癌を引き起こす主因といわれる活性酸素への対策は、先ず日常の食生活に注意することが先決です。本シリーズでは、食生活から見た「癌予防」のポイントについて掲載します。しかし、食事だけでは、癌を予防できなことも事実です。そこで、不足する活性酸素対策(癌予防対策)に、「SODロイヤル」を摂取するのも一方策です。

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Q1 : 緑黄色野菜の癌予防効果は?
Q2 : 緑黄色野菜の肺癌予防研究は進んでいますか?
Q3 : 肺癌ではどの程度有効ですか?
Q4 : 喫煙と肺癌の関係は?
Q5 : 喫煙者は緑黄色野菜をよく食べると…

丹羽SOD様食品の摂取症例から

乳癌切除後再発。体中に転移していた癌が軽快

         

Q1 緑黄色野菜の癌予防効果はよくマスコミで報道されていますが、もっと詳しく知りたいのですが。

A…緑黄色野菜の癌予防効果というと、少し健康に興味のある人ならば、すぐにビタミンAやカロチンを思い浮かべるのではないだろうか。しかし、緑黄色野菜の癌予防効果は、それだけが理由ではないようだ。
  緑黄色野菜やレバーに豊富な葉酸とビタミンB12で、その可能性を示したのが、加藤教授である。加藤教授は、肺癌の光化学療法などで知られる癌治療の第一人者だ。
  ところが、80年代、多くの患者を診る中で、胃を切除した患者に高率で肺癌が発生していることを確認した。なぜ、胃を切除した患者に肺癌が多いのだろうか。
  昔から、胃を切除すると「悪性貧血」という合併症が起こることが知られている。胃を切ると葉酸やビタミンB12の吸収ができなくなり、放置するとその欠乏から悪性貧血が起こるのである。
  すると、肺癌の発生にも葉酸やビタミンB12の欠乏が関係しているのではないだろうか。実際に、加藤教授によると「葉酸やビタミンB12は、傷ついた遺伝子を修復する働きがあることが知られている。」という。
  癌は遺伝子、中でも癌の発生を抑える、癌抑制遺伝子が傷つくことで発生していく。破算さんやビタミンB12は、この癌抑制遺伝子の傷を修復する働きをするのである。
  そうなると、当然不足した葉酸やビタミンB12を補えば、癌の発生がおさえられるのではないか、という考えがでてくる。

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Q2緑黄色野菜の癌予防効果についての研究は、どの程度まで進んでいるのですか?

A…しかし、世界には同じようなことを考える研究者がいるものだ。92年には、ドイツの研究者が「胃を切除した人は、肺癌の発生率が高まる」と発表。
  また、アメリカでは80年代に、痰(タン)に含まれる細胞の検査で、肺癌の前癌状態(扁平上皮化生)と診断された喫煙者に葉酸とビタミンB12を4ヶ月間投与。その結果、痰に含まれる異常な細胞が減少したと発表したのである。
  そこで、加藤教授らは、病院で診察した患者さんたちの協力を得て、葉酸とビタミンB12が、肺癌の前癌状態にどういう影響を及ぼすのか、その効果を内視鏡を併用して詳しく検討したのである。

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Q3緑黄色野菜の葉酸とビタミンB12は、実際の人の肺癌ではどの程度有効ですか?

A…加藤教授らが、葉酸とビタミンB12の有効性の実験で、協力を依頼しあのは、タンの検査で扁平上皮化生(前癌状態)が見つかった人たちだ。扁平上皮化生というのは、気管支の粘膜の細胞が、本来の顔とは違う顔つきに変わった状態を指す。
  喫煙や風邪などをきっかけに、こうした変化はしょっちゅう起きているが、その中には変化が進んで肺癌になるものがある。こうしたことから、扁平上皮化生は癌になる可能性のある状態といわれている。
  そこで加藤教授は、扁平上皮化生が見つかった82人(最終協力者62人)の男性患者に協力を求め、二つのグループに分割。一方には葉酸とその働きを助けるビタミンB12薬を飲んでもらい、全く飲まなかった患者と比較検討した。
@最後まで葉酸とビタミンB12を飲んでいた人36人…肺癌になった人は一人もなく、24人の人の気管支が正常に戻っていた。他の人でも、変化はないが改善が認められた。つまり、67%の人の細胞が正常に戻るなど、ほとんどの人で細胞の異常が良くなっていった
A葉酸を飲まなかった人26人…細胞が正常に戻ったのはたった一人だった。改善が認められたのもわずか3人で、21人は変化なし。一人は異常に進み癌の一歩手前の状態まで進行していた。
 
  この結果から、加藤教授は、「葉酸やビタミンB12は、扁平上皮化生の治療に有効だといえます。しかし、本当に癌を予防できるかどうかはまだ分りません。ただ、前癌状態を改善するということは、そこから癌になる率が低くなるということですから、そういう意味では有効かもしれません」と語っている。
  ただし、実験で使った葉酸は、一日分でバケツ一杯分のレバーに相当する量になる。食事で摂取することは困難だ。加藤教授はむしろバランスを崩さない範囲で緑黄色野菜など葉酸の豊富な食品を摂取すること勧めている。

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Q4喫煙がなぜ肺癌の原因となるのか、について知りたいのですが。
A…肺癌の予防を考えるときに、避けてはとおれないのが喫煙の問題だ。肺癌は、癌検診の対象となっているが、それでも治る段階で発見される人は3〜4割にすぎない。胃癌などに比べると、今もなお手ごわい癌なのである。
  加藤教授が治療と同時に食べ物による癌予防に力を注いでる理由もここにある。そして、喫煙者は葉酸とビタミンB12の効果という点でも不利な状況にあるといっていい。
  たばこの煙に含まれる発癌物質は、分っているだけでも60種に及ぶ。これが細胞を慢性的に刺激し、細胞を癌化させていく。しかし、別のルートでは、たばこが葉酸の働きを抑える結果、細胞の変化が起こりやすくなるとかんがえられているのである。

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Q5喫煙者は緑黄色野菜をよく食べると、肺癌になりにくにいのですか?
A…加藤教授も「緑黄色野菜をよくたべていると、肺癌の発生率が低下するという報告がありますが、これもカロチンの作用だけでなく、葉酸の血中濃度が高くなって発癌物質の作用を抑えることも影響しているのではないか」と考えている。
  葉酸は、傷ついた遺伝子の修復に働き、少なくとも前状態(扁平上皮化生)にある細胞を改善することが加藤教授の研究で明らかにされている。葉酸とビタミンB12を服用し続けていた人は、最終的に血液中のこれらの濃度が2倍にも増えていった。それが前癌状態の改善に作用したと見られている。
ところが、たばこは葉酸などのビタミンを破壊し、その血中濃度を低下させることが分っている。そこで、加藤教授は、まず禁煙、少なくとも喫煙者は葉酸などのビタミンを補給する必要があると指摘
  そかし、それでもなお前癌状態(扁平上皮化生)になる人の2割は、一度もたばこを吸ったことのない人たちだ。これは間接喫煙や大気汚染、ディーゼル車から出る排ガスなど、汚染された空気が大きな原因、と加藤教授は強く指摘している。「汚れた空気が、どれほど国民の健康を害しているかわかりません。空気がきれいになれば、肺癌や肺気腫はもちろん、喘息やアトピーなどの病気も激減するはず。証拠がないでは済まないのです。これは、社会全体で取り組まなければいけない問題です」。

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  本症例はすべて、丹羽博士が院長を務める土佐清水病院での、末期癌を含めた重症の患者の症例です。博士が長年かけて研究開発した「天然SOD製剤 BG104」および『天然低分子抗酸化剤 SODロイヤル』を治療の主体とした症例を掲載しています。
  治療の詳細を知りたい方は、丹羽博士の著書「天然SOD製剤がガン治療に革命を起こす」を参考にして下さい。

M ・N さん  女性  47歳  乳癌

現症ならびに来院時所見
  来院時より数えて十四年前右乳癌が発生。某県立癌センターにて所属リンパ腺・前胸筋も含めて切除。以後、化学療法も行わず順調であったが、七年前に肋骨転移が起こり、四年前に肋膜、三年半前に腹膜、八ヶ月前に卵巣に次々と再熱転移を繰り返し、そのつど多くの抗癌剤の点滴、内服を行い、転移巣を抑えていた。しかし腹膜転移後は約2ヶ月に一度腹水を抜き抗癌剤を繰り返し、そのため発熱、脱毛、嘔気、食欲不振、るい痩著明となり(体重54kg→36kg)、来院八ヶ月前の卵巣切除以後は、もうこれ以上繰り返した抗癌剤の副作用に耐えられず、化学療法を拒否していたところ、四ヶ月前、左下肺野にも転移(写真5=省略)が判明し、平成五年七月私の診療を求めて来院す。
  来院時、咳嗽(がいそう)、 喀痰(かくたん)に衰弱が強く、BG104と低分子抗酸化剤(SODロイヤル)を所定の量(省略)処方、内服開始。成分尿療法に遠赤外線治療も併用した。

臨床経過
  二ヶ月後には、咳嗽、喀痰とともに軽減し、写真6(省略)のようにX線撮影で腫瘍陰影消失を確認し、CA15・3などのマーカーも正常に維持されている。軽快退院後、一年半を経過しているが再発の兆しなく、家庭の主婦業に従事している。
 
考察と結論
 
副作用の強い抗癌剤にも抵抗し、ほぼ全身の臓器に転移再熱を繰り返し、抗癌剤の副作用で体力の限界も招いていたにもかかわらず、抗癌剤を中止し、治癒に向かった患者さんで現代西洋医学の力(抗癌剤、放射線治療)では考えられないことである。