糖尿病にSOD様作用食品が有効！？
丹羽靭負・土佐清水病院長：｢激増  活性酸素が死を招く｣(日本テレビ出版刊)から

 
  糖尿病は、血液の糖を下げるインシュリンを作っている膵臓のランゲルハンス島のβ細胞がインシュリンを分泌しなくなり、血液中の糖が上昇してくる病気です。
 
■ 糖尿病の原因究明に関する実験報告
  糖尿病の原因すなわち、インシュリンを作っているβ細胞がやっつけられて、機能を果さなくなる原因としていろいろな実験報告があります。
 �@ β細胞に対する抗体が血中にできるのが原因だとか。
 �A アロキサンという薬剤をネズミに注射して、膵臓のβ細胞を破壊して、ネズミが糖尿病になったという報告が研究家の間でクローズアップされ、体内で過剰に産生される活性酸素が糖尿病の原因ではなかろうかといわれたこともありました。
 �B 丹羽博士らの実験では、残念ながら活性酸素や過酸化脂質が糖尿病の発生に直接関係するという証明はできませんでした。

 
  何らかの形で、体内で過剰に産生された活性酸素や過酸化脂質が、糖尿病に関連していることは疑いないようです。
 
■ 糖尿病の経過と血中過酸化脂質が一致
  事実、糖尿病が悪化しますと、血液中の過酸化脂質が上昇し、好転すると過酸化脂質が正常化してきます。これは、過酸化脂質の研究の大御所で、八木國男先生(元名古屋大学・生化学教授)の研究によっても確認報告されています。
 
■ SOD様作用食品で糖尿病に効果を示す
  SOD製剤(丹羽博士の特殊加工を施した天然の活性化低分子抗酸化剤、SOD様作用食品)が、事実、糖尿病患者のうち、1/4〜1/3に効果が認められます。
  これらの結果や、文献報告を総合して考えますと、すべての糖尿病でなくとも、かなりの糖尿病が、活性酸素や過酸化脂質の増加によって膵臓のβ細胞がいためつけられたため、悪化しているものと思われます。