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 レポート 026


がん治療に新たな療法が!
−丹羽先生開発の生薬を使った最新臨床報告−
 
   今回のインタビューは、大宮の診療所で行われました。大宮の診療所は、大宮駅から徒歩 3分くらいという便利なところにあります。さらに大宮駅は、首都圏の在来線だけでなく、上越、東北新幹線の停車駅でもあり、北の玄関口的な役割を担っています。そのせいか、最近では北陸、東北、長野方面からいらっしゃる患者さんを含め、たくさんの方がいらしゃいます。「このごろは新横浜よりも多いかもしれない。関東近郊だけでなく、東北、信州あたりからいっぱい来られるからね」と丹羽先生もおっしゃっていたように、いつもほんとうに先生を頼りにしていらっしゃる患者さんはあとを断ちません。
   そんななか、今回は、先生のほうから「話したいテーマがある」と言われ、伺ってきました。そのお話は、がん治療の朗報ともいえるものでした。
   丹羽先生の著書『がん治療「究極の選択」』(講談社)のなかで「抗がん剤で治るがん、治らないがん」という章があります。そのくだりを紹介します。
「抗がん剤でがんを弱らせようとすると、人間の正常細胞が、より強力なダメージを受けます。がんにかかられた患者さんの中には、副作用の強い抗がん剤も嫌だし、代替医療もほとんど効果がないし、なるべく苦しまずに昇天したいという方もおられます。逆に、絶対に効果のないことが専門家の間でわかっていても、進行がん、末期がんの患者さんは、一縷の望みをかけて延命効果を願い、副作用が強い強力な抗がん剤を服用して苦しんで亡くなっていかれる方も非常にたくさんおられます。逆に、数は限られていますが、手術や抗がん剤で治癒し、寿命が全うできる種類のがんであるにもかかわらず、抗がん剤はよくなというのを鵜呑みにしたり、みすみす生命を失ってしまう患者さんもおられます」
   として、この本は「抗がん剤である一定の寿命効果が期待されるがん」から「どんな抗がん剤治療をしても効果がなく、早期に死に至るがん」まで、具体的にがんを 5つのカテゴリーに分類して細かく解明してくれています。(表1参照)
   ところが今回、先生はこの表でナンバリングされている4番と5番のがん治療に変化が表れたというのです。
 

 
   末期がん
   5割に延命効果が!
 
―――今日はがんの完治ということで、先生からお話があると伺ったのですが?
「そうそう。ここ最近、うちの病院のがんの患者さんに変化があったから、ぜひ話をしておきたいと。
   まず、がんというのは発症した身体の場所によって、僕が書いた本『がん治療「究極の選択」』のなかのこの表のように分かれるんだな。上の方のがんは、体の中心部からはずれているがんだから早めに手術をすればたいて治る。しかし、4番、5番のがんは、血液の流れのまっただ中にあるから、早期に発見して取り去っても、取りきれず、血液に乗って流れて転移してしまう。そうなると抗がん剤も放射線も、何をやっても延命効果はない。たとえ、がん細胞が一瞬小さくなっても、絶対にアウトなんです。がんというのは必ず大きくなる。それが大きくならないで横ばいで 5年、10年きられたらものすごく大成功なんだ。ありがたいことなんだ。ゼロになることなんかまあない。抗がん剤でがんがゼロになったら、人間のほうがとっくにの昔にゼロになっている。僕が開発したSODを含む様々な生薬も、この 4番、5番のがんに対しては、小さくすることはあるが、横ばいで、腫瘍マーカーもあがらずに大きくならないでいたらありがたいことなんです。それだけ 4番、5番のがんは治るということがない。例外は、ものすごい早期発見で、転移前に手術で完全に取り除けた場合だけ。
   ところが、最近、うちの病院で、がんが転移して、再発を繰り返していた患者さんが完治しているんだ。生薬がものすごく効いている」
 
―――治ったのはどんな症状の患者さんですか?
「子宮がん、卵巣がんの手術をして、再発して、大学病院で抗がん剤治療をしていたんだが、もうどうにもならなくなってうちに来たんだ。香川医大の教授から、もうこうなったら丹羽先生のところしかない、といわれたらしい。そこでうちの病院に入院して治療して、延命効果が出て退院して行ったんだ。その患者さんが、ここ 2年くらい見かけなくなった。月に一回くらいは状態を見せに来ていたのが、さっぱり来ない。気になったので電話をしてみたんだ。そうしたら、完治したというわけだ。がんがなくなったというんだ。陰も形もないというんだ」
 

―――そのものすごく効いた生薬というのはSODだけでなく、別のものもあるということですよね?
「そうなんだ。冬虫夏草なんだ。それも、中国本土の漢方屋さんで売っているようなものじゃなく、チベットのマイナス40度の山奥で生育している冬虫夏草、これが一番良く効くんだ。日本でも一ヵ所だけチベットの冬虫夏草を処方している病院があるらしいんだが、1週間分で 60万円もするらしい」
 
―――ええっ!? 1週間分で60万円ということは、1ヶ月240万円!命がかかっているとはいえ、庶民には到底無理な金額なんですね?
「そもそも冬虫夏草は、中国本土のものでも、日本の病院で処方されると、1ヶ月分で40万円は取られる高価なものなんだ。僕は中国人に依頼して山奥に取りに行ってもらって、一番安い通貨レートで 1ヶ月分が18万円なので、そのレートのままで患者さんに処方している。レートが悪くなるとうちは赤字なんだ(笑)。それでも18万円は高額だから、患者さんは大変だよ。でも効くから、なんとかしたいわけだ」
 

  
―――どれくらいの症状まで効くのでしょう?

「例えば、入退院を繰り返して、何回も手術して、大学病院でどうにもならない、もうご飯も食べられない、余命 1ヶ月くらいのがんの患者さんに、冬虫夏草だけでも飲ませると、半年は生きられる。もちろん、全員ではないが、10人中 5、6人には効く。そのうち何百人にひとりは治るんだ。最近も大阪の患者さんがひとりそういう状態から完治した。がんがきれいにゼロになった。
   もちろん冬虫夏草だけではなく、H-TTという、うちで処方している生薬といっしょに飲ませているけど、とにかくこれはすごい。ここ最近のなかでは突出している効果」

  
というお話を伺い、新しい希望がまたひとつ丹羽療法にもたらされ、先生が出版された『がん治療「究極の選択」』の改訂版を作らなければいけないかもしれません。

 


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