ホーム丹羽療法 治療レポート > 愛飲者からの質問 S −進行する糖尿病の怖さ!SODと生活習慣改善で...−
 

 レポート 088


 −進行する糖尿病の怖さ!SODと生活習慣改善で悪化を防ぐ−         
愛飲者からの質問 S
 
   今回は
、愛飲者の方から丹羽先生に糖尿病に関するご質問をいただき、新横浜の診療所にうかがいました。丹羽先生は今年の秋には米寿(88歳)を迎えられるとか。しかし、相変わらずお元気で、多くの患者さんの診察をされていました。
   愛飲者の方からのご質問は、「10年くらい前から肥満気味で血糖値が高いから運動しましょうといわれたんですが、仕事が忙しくなにもしなかった所、先日、健康診断で糖尿病の疑いがあるといわれました。50代後半、まだ子供も中学生であと10年はバリバリ働くつもりでいました。糖尿病になると食事制限や、合併症の心配など家族に迷惑がかかるのではと思っています。友人から丹羽先生のSODを勧められました。高額ですし、病院の薬もやめられません。SODが糖尿病に対してどのように効果的なのか知りたいです。納得できればぜひ続けたいと思っています」
   という質問のお手紙をいただきました。
   糖尿病は今、世界的に増え続けている現代病のひとつだといわれています。車の発達により歩いて移動することが少なくなった現代。さらに人工甘味料の飲料やお菓子が24時間どこでも手に入るようになりました。糖尿病というのは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。インスリンがうまく働かない理由としては、運動不足、炭水化物や糖分の摂り過ぎによる肥満などがあげられるといいます。血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、糖尿病の典型的な合併症である重い病気につながります。
   恐ろしいことに平成28年度(2017年度)国民健康栄養調査では糖尿病患者の数は1000万人にのぼるそうです。予備軍も含めると2000万人。実に日本国民の5人に1人という計算になります。しかも、これらは糖尿病もしくは予備軍と診断され、治療を受けた人の数で、すべての患者数ではないのです。気づいていない人も大勢いる可能性があるといいます。(糖尿病情報センターより)
 
   数か月前にインタビューで登場された糖尿病の専門医、牧田善二先生(AGE牧田クリニック院長)はおっしゃっていました。「糖尿病の怖さ、実態を正しく知っている人はほとんどいません。特に働き盛りのビジネスパーソン。私のクリニックには糖尿病を放置してどうにもならなくなって医者から人工透析しかないといわれてやってくる患者さんがたくさんいます。糖尿病の行きつく先は必ずと言っていいほど人工透析です。人工透析とは腎臓が悪いものをろ過することができなくなり、代わりに機械がろ過してくれるもので、1回に4時間かかるんです。それを週に3回。著しく生活の質が落ちます。もちろんこれまでのように仕事はできなくなります。患者さんは身体障害者1級の手帳を受け取る。糖尿病の行きつく先はそれくらい大変なことなのです。血糖値が高いから気をつけましょうねと言われていたはずなのに、大した自覚症状がないから放置した結果がこれです」
 
   SODはなにより血行を良くする!末梢神経が侵される糖尿病には血行がすべて
 
   丹羽先生に相談のお葉書について聞いてみました。
丹羽「まず、糖尿病の根本から話をすると、よくいう生活習慣病から端を発しているんです。戦前、70年くらい前には日本に糖尿病の患者なんかほとんどいなかった。どうしてかというと、貧しかったから、甘い食べ物はほとんどない。今みたいにチョコレートやアイスクリームなんか年に一回も食べることができなかった時代があるんです。そのころの人たち、朝から晩までよく体を使って働いていた。よく歩いていた。それが当たり前だった。ところが戦後、急速に近代化が進み、町に食べものがあふれ、好きなものを好きなだけ食べられるようになった。どこに行くのも車やバス、電車。まったく歩かなくなった。医療も目覚ましい発展を遂げ、病院は増え、誰もが薬を安く買えるようになった。24時間営業、眠らない街があふれ、外で遊ぶ子供たちがいなくなり、家でゲームするか塾に行っている。そら病気が増えるわな。生活習慣病なんていうのは便利さと引き換えに作られたものなんですよ。糖尿病、高血圧、動脈硬化、がん、うつ、アレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎、薬の副作用、みんなそう。食べたいだけ食べて動かなかったら、まず血流が悪くなる。血流が悪くなると、血管を始め、内臓の働きも悪くなる。さらに太りやすくなる。そういう悪循環の結果、糖尿病になるわけだ。血糖値が高いということは、インスリンがちゃんと出ないか、血糖値が高すぎて追いつかない状態で、それが続くと体の血管の末梢から悪くなっていきます。そうして徐々に白内障になったり、手足の末端が壊死したり、腎臓の機能が悪くなって人工透析になったり、いわゆる合併症が起きるんです。そもそも糖尿病になってしまったら治りません」
 
―――インスリン注射とか、血糖値を下げる薬とかは効果あるのでしょうか?
丹羽「一時は数値が下がるけど、対処療法にしかすぎない。飲まなければすぐに元通りになる。薬では決して治らないし、良くもならない。薬にもよるけど、継続すれば副作用もあります。ま、あんまり血糖値が高ければ飲んだほうがいいですが、そうでないなら飲まなくてもいい。SODを飲んだほうがいいですね」
 
―――そんな糖尿病にSODというのはどのように効果的なのでしょうか?

丹羽「糖尿病によって血液の循環が悪くなり、様々なところに弊害が出てくる。血糖値が悪くなるのも、インスリンが出なくなるのも、血液の循環が間接的に影響しているんです。SODは、何よりも血行を良くするから、細胞単位で活性化する。SODは直接血糖値やインスリンの数値に効くわけではないですが、関節的に効く。つまり、SODを飲んでいたら、重度の合併症にはならないでしょう」
 
―――そもそも糖尿病になるということは、生活習慣などに問題がある場合が多いわけですよね?

丹羽「そうそう。だから糖尿病になっていない人も、生活習慣に不安があるのなら、SODを飲むことも解決のひとつですね。もちろん、食生活をあらためたうえで、運動もしてSODを飲むことがいちばんです」
   
 
―――糖尿病というのは、他の疾患と違い、すぐに症状が出るわけではないのに、いざ合併症にまで進むと、とても怖い病気なんですね。
丹羽
「怖いね。わからんから放っておく人が多い。気づいたら手足がしびれるとか炎症が起こる。粘膜や末梢神経に障害がまず出る。そのとき体内では活性酸素がどんどん増えているんですね。それをSODで除去してあげれば、悪化しないですむ」
 
―――しびれや炎症はどこに出るかわからないのですか?
丹羽
「分からない。たいていは毛細血管や粘膜に出やすいね。目だと白内障だし、手足の末梢から炎症が起こり、ひどくなると壊死する。だから血液の循環を良くしてあげないといけないんです。この患者さんもこれ以上悪化させたくないのならSODを飲んで、私のところに来てもらったほうがいい」
 
―――先生の診療ではどのようなことをするのでしょうか?
丹羽
「まずは症状の進行状況を診て、それから生薬を処方します。血糖値を下げることが大事ですから。ある程度進行しているとしたら、SODだけでは難しい。もちろん飲まないよりは飲んだほうがいいですが、来てもらったほうがいい」
 
―――SODだけで糖尿病がかなり改善されたという報告もあるのですが、やはり個人差がありますよね?
丹羽
「そうそう。SODや生薬の効き目には個人差がありますね。遺伝性の糖尿病もあります。もしも家系に糖尿病の人がるなら、遺伝している可能性は高いので、日ごろから特に生活習慣には気をつけないといけない。そういう人はなおさらSODで予防してほしい。あと、SODはどんな薬と併用しても大丈夫です」
 
   新型コロナウイルスに感染しないためにはSODで免疫力アップ!
 
―――先生、最後に、今問題になっている新型コロナウイルス肺炎ですが、感染しないためにはやはり?
丹羽
「そう。SODを飲んで、万全の体調を維持し、免疫力を上げていれば感染してもまず発症することはないでしょう。発症する、感染しやすいのはやはり糖尿病などの持病がある人、免疫抑制剤を使用している人や高齢者です。そういう免疫力が落ちている人は人混みに近づかないことです」
   ということでした。ちょうどインタビューしたのが1月下旬で、新型コロナウイルス騒動が始まったばかりでしたから、最後にアドバイスをいただいてきました。いずれにしても、SODで日ごろから免疫力を上げておくことの大切さを改めて感じました。糖尿病にもSOD。そして食生活改善は牧田先生の著書『医者が教える食事術』(ダイヤモンド社刊)を参考にしてみてください。
 

207