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ステロイドがオオカミの恐ろしさなら
免疫抑制剤はライオンの怖さ

 
これから今の西洋医療に関する大事なことを言います。抗がん剤に関してはもう言うまでもありません。末期のがんに使うのは、苦しめて殺すだけの治療です。それと、膠原病もステロイドをどんどん飲ませませす。さらに免疫抑制剤を飲んでいる人がいます。しかしこれらはみんな対症療法なんです。膠原病には命を取るものと取らないものの2種類あります。命を取らないのは、リウマチ、シェーグレン(症候群)、橋本氏病(甲状腺機能低下症)などです。命を取って治らない膠原病はSLE、皮膚筋炎、血管炎、MCTD(混合性結合組織病)などです。みんな、ステロイド・免疫抑制剤を使いますが、これらは抑える力は抜群です。痛み、腫れ、かゆみ、熱などなんでもどんぴしゃです。ただ、抑えるだけ。治らない病気にずっと使っていると、副作用が出てきます。そうすると処方量を減らします。減らすと膠原病の症状は悪化します。また薬を増やす、また副作用が起こる、また減らす。この繰り返しで結局は10年後、15年後に糖尿病、緑内障、白内障、胃潰瘍などを発症し、骨と筋肉がぼろぼろになります。
   今、この薬をリウマチ患者がいっぱい飲んでいます。膠原病患者が10人来たら、そのうち7人は命を取らないリウマチです。私はそれにステロイドを処方するなと言いたいんです。でもお医者さんは「いいですか、放っておいたら、手が動かなくなりますよ」と脅かすんです。そんなこと言われたらみんな薬を飲みますよね。いずれ他の病気になりますよ、骨と筋肉がぼろぼろになりますよ、なんてことを言ってくれる医者はいません。命を取るSLEは放っておいたら昔は3ヵ月、半年、1年で死にました。それにはステロイドを飲ませます。5年、10年先に副作用が出ても、今、死ぬよりはいいから。

   ところが今度は、命を取らないリウマチにステロイドを処方していて、ステロイドは怖いからと、次に出てきたのが免疫抑制剤です。オオカミが怖いからといって避けたら、ライオンが出てきたようなものです。ステロイドよりもっと怖い。ステロイドは骨血管筋肉を壊しますが、免疫抑制剤は10人に1人、発がんするんですよ。それと、3年、4年すると多くの患者さんは、肺線維症という、肺が固くなって息ができなくなる病気になるんです。
   ただ、私もね、副作用のない生薬を作っていますが、がん以外に、SLEの人も膠原病の患者さん、20人来たら、ステロイド・免疫抑制剤を止めてほとんど良くなります。だけど、20人中1人、40人中1人、私がやってもどうしてもダメな人がいる。肺が固くなって死にかかる。そうしたら命が大事です。免疫抑制剤、ステロイドをやります。命と引き換えには使います。関係ないやつには止めろと言うんです。でも、みんな使わなかったらやぶ医者だと思われるから使うんですよ。

 

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