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これからはインドと中国が
世界の医療をリードする

 
「これからの医療は治療から予防へと向かっています。もう治療の時代は終わりつつあるのです。いろんな国が統合医療を国策としています。私は最近、インドや中国、韓国に行ってきました。これらの国は、国をあげて統合医療を応援しています。日本は遅れているんです。どうしてかというと、これまでの政府が悪かったんです。政治家が悪かったんです。民主党になってようやく動き出したんです。
   中国、インドにも行ってきましたが、この二国はすごいです。今や世界の大国です。両国とも10億人ずついます。
   人間の欲求というのはまず食べることがいちばんにきます。次にくるのはラクをしたいから車を買いたい。3番目が住家を持ちたい。4番目が健康なんです。病気になりたくない、長生きしたい。そのために二つの国は人口が多いから近代医療をするにも医者も薬も足りないんです。医者の教育には20年かかります。それを待っているわけにはいかない。西洋医学をインドや中国全土でやるには、今、ことも時間とお金と人材が足りないんです。そこでどうすればいいかというと、中国には中国医療、インドにはアーユルベーダやヨガがあります。これらを含めた伝統医療と西洋医学を合わせながら、安くわかりやすい医療で国民を助けようと国をあげて応援しているのです。ということは、おそらく、この経済成長が著しい中国とインドという二つの世界の大国が、これからの世界の医療を変えると思いますよ。日本は本当にもっとがんばらないと置いて行かれます」
 

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