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余命1ヵ月といわれた父が生きた
2年半の経験が自分を変えた

 

 
「父は、余命1か月といわれてから(統合医療のおかげで)とっても生活の質がいい、家族に包まれた2年半を過ごすことができました。この2年半は貴重な、貴重な2年半でしたね。うちの母親は父親がこんなに長く生きるとは思わなかったと言っていました。こういうことが実現できる、これこそが私が求めいた「いのちと向き合う医療」でした。これをなんとか広めたい、それはおそらく、父から与えられた宿題だろう、私の使命、ミッションだと思いました。その思いを『末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝った父』という本にして一昨年の9月に出版しました。翌10月に、その本を読んだ慶応大学の漢方医学センター長・准教授・渡辺(賢治)先生が飛んできました。「黒岩さん、今度政府の研究費が降りてきて、ある研究会がスタートするんですよ。その研究会のタイトルが『漢方と鍼灸を活用した新しい日本型医療の創生』。検討会が始まるんです。黒岩さん、その班長をやってください」と。私以外はみんな医学者のなか、私でいいと言われ、座長として入りました。
   つまり、なんでこんな話で研究費が降りてきたかというと、それは、民主党のマニュフェストなんです。民主党のマニュフェストに統合医療の推進というのが入っていたんです。これがあったからそういう研究会もスタートしたんです。民主党もちゃんといいことやっているんです」
 

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