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 天然由来の原料

 

   天然由来の原料は合成原料と比べ、微量しか摂れない栄養素で濃度が低い、値段が高い、コンビニなどで手軽に買えないなど、マイナスな面があります。しかし合成原料にはないメリットがあり、その一つには吸収率が挙げられます。食品から必要な栄養素を普段摂る場合、必ず他の栄養素を同時に摂るように、栄養素は単体では摂取しにくいものです。しかし天然の栄養素はからだの中で一緒に働いてくれるパートナーが含有されています。例として、レモンから抽出された天然のビタミンCには「たんぱく質、糖質、脂質」など他の栄養素が吸収をサポートしていますが、全く同じ化学式をもった「アスコルビン酸」と比較した場合、その吸収率は約半分ともいわれています。また人間のからだは不要なものを体外に排出する機能があるので、異物となる合成の原料は、からだが受け付けず排出してしまう可能性があります。
   食物が持つカロチン群、フラボノイド、ビタミンやミネラルの他に植物が持つ「天然成分(フィットケミカル)」も含まれるので、活性酸素を除去しりなど、天然由来の栄養素はとても魅力的といえます。
   天然由来の原料の場合、原材料名の欄には食品そのものの名前や酵母、小麦胚芽、大豆(遺伝子組み換えでない)、ビタミンE含有大豆油などと記載されているので、お手元のサプリメントの成分を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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